概要
弓状動脈は足背動脈の枝であり、足背において弓状に外側へ走行する動脈である。
主に足背および足趾へ向かう動脈の起始部として重要な役割を持つ。
- 起始:足背動脈
- 走行:足背を外側へ弓状に走行
- 分布:中足骨間・足趾背側
主な分枝
①背側中足動脈
- 第2〜4中足骨間へ分布
- 背側趾動脈へ分岐
②背側趾動脈
- 足趾へ血液供給
- 足趾末端の循環に関与
解剖学的特徴
- 足背動脈の主要分枝
- 足背に弓状の動脈弓を形成
- 足趾への血流供給の起点
血流支配領域
- 足背
- 中足部
- 足趾背側
末梢循環の最前線に位置する血管である。
臨床的意義
末梢循環障害
弓状動脈の血流低下は、
- 足の冷え
- しびれ
- チアノーゼ
などの原因となる。
動脈閉塞性疾患
- 閉塞性動脈硬化症(ASO)
- 糖尿病性末梢循環障害
では、足趾の血流低下が問題となる。
創傷治癒との関係
足部の血流は
- 潰瘍
- 壊疽
の治癒に大きく影響する。
東洋医学的関連
足は「気血の末端」
東洋医学では足は 気血の巡りの最末端とされる。
そのため、
- 冷え
- しびれ
- 感覚異常
は気血不足・気滞・瘀血として解釈される。
足の経絡
足背には
が走行する。
これらは
- 消化機能
- 筋機能
- 血流調整
と関連する。
「冷え」と腎・脾
足の冷えは
として説明されることが多い。
鍼灸臨床との関連
足部循環改善
これらの経穴により
- 血流改善
- 神経調整
が期待される。
冷え・しびれ
を用いて全身的な気血の巡りを改善する。
糖尿病性神経障害
足部の感覚障害に対して、
- 局所刺鍼
- 遠隔穴
を組み合わせる。
歩行機能
足背の血流は歩行機能とも関連し、
- 足のだるさ
- 疲労
などの改善にも関与する。
まとめ
- 弓状動脈は足背動脈の枝
- 足背・足趾へ血流供給
- 末梢循環の重要な血管
- 冷え・しびれ・循環障害と関連
- 東洋医学では気血の末端循環として重要視される
