変形性股関節症まとめ

■ 概要

変形性股関節症は、股関節の関節軟骨が摩耗・変性し、関節の変形や炎症を伴うことで、股関節痛や可動域制限、歩行障害を呈する疾患である。

  • 股関節痛(鼠径部痛が特徴)
  • 歩行時痛・荷重時痛
  • 可動域制限(特に内旋・屈曲)
  • 跛行(びっこ)

■ 解剖

● 股関節の構造

  • 寛骨臼(骨盤側)
  • 大腿骨頭
  • 関節軟骨

● 特徴

  • 荷重関節(体重を支える)
  • 可動性と安定性の両立

※ 軟骨の摩耗が進行すると骨同士が接触する


■ 病態

● 原因

  • 加齢による軟骨変性
  • 先天性股関節形成不全(臼蓋形成不全)
  • 外傷・過負荷

● 進行

  • 軟骨摩耗
  • 関節裂隙狭小化
  • 骨棘形成
  • 関節変形

※ 日本では臼蓋形成不全由来が多い


■ 症状の特徴

  • 鼠径部の痛み(重要)
  • 立ち上がり・歩行開始時の痛み
  • 進行で安静時痛
  • 可動域制限(特に内旋)

※ 膝痛として感じることもある(関連痛)


■ 理学検査

パトリックテスト(FABER)

股関節を外転・外旋し、疼痛の有無を確認。
股関節障害の評価。

● FADIRテスト

股関節を屈曲・内転・内旋し、疼痛誘発を確認。

トレンデレンブルグ徴候

片脚立位で骨盤の傾きを確認。
中殿筋機能低下で陽性。

● 可動域検査

特に内旋・屈曲の制限を確認。


■ 関連する筋肉

● 股関節周囲

● 深層外旋六筋

● その他

特に中殿筋の機能低下が歩行障害に関与。


■ 鍼灸治療

● 股関節周囲

● 殿部

● 大腿部

● 阿是穴

  • 圧痛点・可動域制限部位

■ 遠隔穴


■ 経絡的理解

股関節は複数の経絡が交差する重要部位。


■ 鍼灸的ポイント

  • 股関節周囲の血流改善
  • 中殿筋の機能回復
  • 可動域維持・改善
  • 過負荷の軽減(体重・動作)

■ 鑑別ポイント


■ まとめ

  • 股関節軟骨の変性による関節障害
  • 鼠径部痛が重要な特徴
  • 可動域制限(特に内旋)が出やすい
  • 中殿筋機能低下が歩行に影響

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