橈骨動脈(Radial artery)まとめ

橈骨動脈(Radial artery)

英名:Radial artery


概要

橈骨動脈は前腕外側(親指側)を走行し、手掌・手背へ血液を供給する動脈です。臨床では脈拍を触診する最も重要な血管として知られます。


起始・走行




触診ポイント


役割・臨床的意義

  • 脈拍測定の標準部位(頻脈・不整脈・血圧確認)。
  • 末梢循環の評価(冷感、蒼白、動脈硬化)。
  • 橈骨動脈を用いた冠動脈カテーテル検査(PCI)が増加。

臨床で関係する疾患

  • 末梢動脈疾患(PAD):脈が弱くなる。
  • レイノー現象:寒冷で指動脈の一時的狭窄。
  • 動脈硬化:脈拍低下・硬さ。触診の質にも影響。

Allenテスト(コラム)

橈骨動脈や尺骨動脈閉塞しても手の血流が保たれるかを確認する検査。カテーテル挿入前に行われることが多い。

  1. 手を握らせて手掌の血液を出す
  2. 橈骨+尺骨動脈を圧迫
  3. 手を開かせ、片方の圧迫を解除し再灌流を確認

要点まとめ

項目要点
起始上腕動脈 → 橈骨動脈
走行前腕橈側 → 手関節 → 手掌・手背 → 深掌動脈弓
特徴脈拍触診の代表部位
主要臨床循環評価、PCIアプローチ、PAD


東洋医学的関連

脈診は東洋医学における診断の中心であり、橈骨動脈は寸関尺の脈を取る場所に相当。気血・臓腑の状態を反映するとされ、現代医学の循環評価と合わせて解釈可能です。

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