双子筋は、股関節深層にある小さな外旋筋で、 上双子筋と下双子筋の2つからなる。 両筋の間を内閉鎖筋の腱が通過し、三者が一体となって 股関節の外旋および安定化を行う。 骨盤外側の「外旋六筋」の一員として、骨盤の姿勢保持にも重要。
上双子筋と下双子筋は、内閉鎖筋腱を挟み込むように位置しており、 3つの筋が一体化して大腿骨大転子内側に付着する。 そのため、解剖学的・機能的に「内閉鎖筋複合体」として扱われることも多い。
上双子筋は内閉鎖筋と同じ神経支配を受け、 下双子筋は大腿方形筋と共に機能的連携を持つ。 それぞれ別の神経支配を受ける点が特徴的。
双子筋は内閉鎖筋と共に働き、股関節の外旋を補助する。 また、寛骨臼内で大腿骨頭を安定化させることで、 歩行や立位中の骨盤安定にも寄与する。
双子筋は足の少陽胆経および足の太陽膀胱経の領域に属し、 特に「環跳(GB30)」は内閉鎖筋とともに坐骨神経痛や殿部深層の筋緊張治療で頻用される。 「秩辺(BL54)」も下双子筋領域に位置し、殿部〜大腿後面の痛みに有効。
双子筋は深層に位置し、内閉鎖筋とともに殿部の深い痛みや坐骨神経痛様症状を引き起こすことがある。 特に座位姿勢や股関節の外旋動作で症状が増悪する場合は、 内閉鎖筋・梨状筋との鑑別が重要。 鍼灸では「環跳」「秩辺」などを用いて深部へのアプローチを行い、 股関節周囲の安定性と柔軟性を回復させる。
0 件のコメント:
コメントを投稿