骨間筋まとめ

骨間筋中手骨の間に存在する手内在筋で、指の外転・内転および微細運動の制御に関与します。巧緻運動(つまみ動作・筆記動作)に不可欠な筋群です。


◆ 構成筋


◆ 機能分類(DAB / PAD)

  • DAB(Dorsal ABduct)背側骨間筋 → 指を外転(第3指から離れる)
  • PAD(Palmar ADduct)掌側骨間筋 → 指を内転(第3指へ寄せる)

◆ 起始・停止・作用・神経支配

筋群 起始 停止 主作用 神経支配
背側骨間筋 隣接する中手骨 基節骨底・伸筋腱膜 指の外転
MP関節屈曲
IP関節伸展
尺骨神経(深枝)
掌側骨間筋 中手骨掌側面 基節骨底・伸筋腱膜 指の内転
MP関節屈曲
IP関節伸展
尺骨神経(深枝)

◆ 主な働き

  • 指の外転・内転
  • MP関節屈曲
  • IP関節伸展(伸筋腱膜を介して)
  • 精密把持(つまみ動作)

◆ 触診ポイント

  • 手背の中手骨間に陥凹として触知(背側骨間筋
  • 指を開く(外転)と筋が浮き上がる
  • 掌側は深部で触診困難

◆ 臨床的特徴

  • 尺骨神経麻痺で著明に障害される
  • 骨間筋萎縮 → 手背の陥凹(骨間陥凹)
  • フローマン徴候(母指内転障害)に関与
  • 鉤爪変形(claw hand)に関連

◆ 関連症状

  • 握力低下
  • 指の開閉障害
  • 細かい作業困難(ボタン・箸操作)

◆ 東洋医学的関連


骨間筋は手の巧緻運動を支える最重要筋群であり、神経障害の評価指標としても極めて重要です。

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