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| "Image courtesy of Visible Body"(画像提供:Visible Body) |
概要
大後頭神経は第2頸神経(C2)後枝の内側枝であり、 後頭部から頭頂部にかけての皮膚感覚を支配する。 臨床的には後頭神経痛との関連が非常に深い神経である。
構成
- C2
走行
大後頭神経は第2頸椎レベルで脊髄神経後枝から分岐し、 下頭斜筋の下方を通過する。
その後、半棘筋および僧帽筋を貫いて後頭部皮下へ出現し、 後頭結節付近から頭頂方向へ広く分布する。
主な枝
- 後頭部皮枝
- 頭頂部皮枝
支配領域(感覚)
- 後頭部
- 後頭結節周囲
- 頭頂部(正中寄り)
機能
- 後頭部および頭頂部の皮膚感覚
臨床的ポイント
- 後頭神経痛(電撃様疼痛)
- 後頭部の締め付け感・圧痛
- 頸部伸展・回旋時の痛み増悪
- 長時間の前傾姿勢による症状誘発
関連する筋
関連する血管
東洋医学的観点
大後頭神経の走行部位は、 東洋医学における足の太陽膀胱経および 手足の少陽経の領域と重なる。 後頭部痛は風邪(ふうじゃ)の侵入や 気血の滞りとして解釈されることが多い。
関連経絡・経穴
- 足の太陽膀胱経
- 手足の少陽経
臨床では風池(GB20)、天柱(BL10)、 完骨(GB12)、百会(GV20)などが 後頭部痛や頸部緊張の改善に頻用される。
まとめ
大後頭神経はC2由来の感覚神経で、 後頭部から頭頂部の知覚を担う。 筋・血管との解剖学的関係を理解し、 膀胱経・少陽経の視点を加えることで、 後頭神経痛や慢性頭痛への評価と治療がより立体的となる。

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