三叉神経痛まとめ

■ 概要

三叉神経痛は、顔面の感覚を支配する三叉神経が刺激・圧迫されることで、 顔面に電撃様の激しい疼痛を生じる神経障害である。 発作的に短時間の強い痛みを繰り返すのが特徴である。

  • 顔面の激しい電撃痛
  • 片側性が多い
  • 数秒〜数分の発作性疼痛
  • 軽い刺激で誘発される(トリガーゾーン)

■ 解剖

三叉神経(第Ⅴ脳神経)

  • 顔面の感覚神経の主体
  • 3枝に分かれる

● 三叉神経の枝

  • 第1枝(眼神経):前額部・眼周囲
  • 第2枝(上顎神経):頬・上顎
  • 第3枝(下顎神経):下顎・咀嚼筋(運動も含む)

※ 第2・第3枝の関与が多い


■ 病態

● 本質

  • 神経の異常興奮・脱髄

● 原因

  • 血管による神経圧迫(最も多い)
  • 腫瘍・多発性硬化症など(まれ)

※ 血管圧迫による神経の誤作動が主因


■ 症状の特徴

  • 電撃様・刺すような激痛
  • 瞬間的に強い痛み(数秒)
  • 反復発作
  • 洗顔・咀嚼・会話などで誘発

※ トリガーゾーンの存在が特徴


■ 理学的評価・臨床所見

● トリガーゾーンの確認

軽い接触で疼痛が誘発される部位を確認。

● 感覚検査

三叉神経領域の感覚異常の有無を確認。

● 鑑別

歯科疾患・副鼻腔炎・顎関節症などとの鑑別が重要。


■ 関連する筋肉

● 咀嚼筋(第3枝関連)

筋緊張が症状増悪因子となることがある。


■ 鍼灸治療

● 顔面局所

● 頭部

● 阿是穴

  • トリガーゾーン周囲

■ 遠隔穴


■ 経絡的理解

顔面は陽明経の影響が大きい。


■ 鍼灸的ポイント

  • 過度な刺激を避ける(痛み誘発に注意)
  • トリガーゾーン周囲の調整
  • 自律神経の安定化
  • 再発予防として全身調整

■ 鑑別ポイント

  • 歯痛:持続的痛み・局所炎症
  • 顎関節症:開口時痛・関節音
  • 副鼻腔炎:鈍痛・圧迫感
  • 三叉神経痛:電撃様・発作性疼痛

■ まとめ

  • 三叉神経の異常による顔面神経痛
  • 電撃様の発作性疼痛が特徴
  • トリガーゾーンが存在する
  • 刺激管理と全身調整が重要

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