概要
腓腹神経は下腿後外側から足外側縁に分布する純感覚神経である。 脛骨神経由来の内側腓腹皮神経と、 総腓骨神経由来の交通枝が合流して形成される。
起始
走行
膝窩部で内側腓腹皮神経が分岐し、 下腿後面を下降する。
途中で総腓骨神経からの交通枝と合流し、 アキレス腱外側を通過する。
外果後方を回り、 足外側縁へ至る。
主な枝
- 外側踵枝
- 外側足背皮神経
支配領域(感覚)
- 下腿後外側
- 外果周囲
- 足外側縁
- 第5趾外側
機能
- 下腿外側〜足外側の触覚・痛覚・温度覚伝達
臨床的ポイント
- 足関節捻挫後の神経障害
- 外果骨折後のしびれ
- 腓腹神経生検(末梢神経疾患診断)
- S1神経根障害との鑑別
鑑別ポイント
関連血管
- 小伏在静脈
- 腓骨動脈枝
東洋医学的観点
腓腹神経の走行は、 足の太陽膀胱経の下腿後外側走行と強く一致する。
- 下腿外側のしびれ:膀胱経気滞
- 外果周囲痛:寒湿侵襲
- 慢性鈍痛:腎虚
関連経絡・経穴
承山(BL57)、崑崙(BL60)、申脈(BL62)などが臨床応用される。
まとめ
腓腹神経は脛骨神経と総腓骨神経の枝から形成される純感覚神経であり、 下腿後外側から足外側縁の皮膚感覚を担う。 足関節外側障害との関連が臨床上重要である。

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